6月末で帰ってしまう先輩が2人いる。彼らはイロイロ州でコミュニティ開発で障害者支援に携わっている。
アクラン州はイロイロ州より若干の遅れをとっている気がする。
いつもイロイロ行くたびに思う。
今回、この二人の先輩の任地をCPと一緒に訪問・視察してきた。
バンガの今後の障害者支援の活動へつながるものが得られればという思いと、あとは障害者同士の横のつながりの強化。
ボランティアがつなげることができるところはしようと、前から思っていた。
現在の活動は障害者の家庭訪問でのデータ集計だが、今後データをどう生かすかを考えるときに、どんなことができるのか、参考になればと思い…
まずはイロイロ州ギンバル町社会開発福祉事務所を訪れた。
先輩隊員Sさんが、「One by One support」というのをやっている。個別に障害児の家庭を訪問して、簡単な勉強を教えたり、リハビリをしている。
Sさんの活動は自分ががボランティアとしてできることを試行錯誤として考え結果の活動だ。
ギンバル町役場のバリアフリースロープ |
ギンバル町のシンボル?ともいえる古い教会 |
家庭訪問で算数を教えるSさん |
イロイロシティにあるメインオフィスを訪問し、ADPIの概要について説明を受ける。
JICAの支援でできたバリアフリーのトイレ、カンテーン、義足センターなどを見学した。
義足の技師のレイさん。自らも事故で障害者となった。 |
義足の形は石膏で型をとる |
ADPIのマーク。1990年創立。 |
ここのオフィス兼工房はゆったりした作りになっている。バリアフリーのユニバーサルデザインを採用しているせいだ。
車いすの利用者でもなんなく1階から2階へ移動できる。
ユニバーサルデザインのトイレ |
工房では家具や学校の黒板、机などを障害者たちが作っている。
工房で作られている児童用の学校用の机と椅子 |
学校やオフィス用の机も受注があれば作る |
私たちの訪問中、偶然にもレガネス町の障害者リーダーが訪問していた。松葉づえを使っているにも関わらず、トライシクルを運転するアクティブな人だ。
アクティブな障害者リーダー(左) |
看板 ADPIのレガネス町の共同組合といったところだ。 |
私のCPとも話をする機会ができ、双方障害者同士のつながりを作ることに成功!したかな…