Saturday, June 25, 2016

タイ同期隊員のバンガ訪問



二本松市の派遣前訓練で一緒だった、タイに派遣中の作業療法士の隊員Sさん(男性)が任地を訪問してくれた。

訓練所時代はコミュニティ開発の中では一人障害者支援の内容だった私は、医療系や障害者支援関係の職種の隊員からいろいろ教えてもらうことが多かった。

Sさんは訓練所時代から私の要請内容にも興味をもってくれていて、任地にも行ってみたいと言ってくれた方だ。

そして今回6月中旬のとある日、バンガに来てくれた。

Sさんのたっての希望で、バンガの町の訪問リハビリに同行した。

配属先の上司は日本人の男性作業療法士の訪問に大喜びだったし、バランガイの高齢者団体のリーダーを務める私の語学の先生も、作業療法士の話を興味津々に聞いてくれるようだった。

フィリピンは高齢者に対する支援はまだ浅く、怪我や病気を患っても、リハビリで回復を目指せるのは、お金持ちや学歴のある人が多い気がする。

(もちろん、フィリピンの田舎でも元気な高齢者の発言力は強いが…)

結果、田舎の高齢者が動けなくなると、家族や子供が面倒を見るが、リハビリまでには行きつかない。だから、意外に引きこもりや寝たきりも多い。

そんな状況の中、Sさんは計4人の高齢者または障害者に対して、リハビリをしてくれた。

リハビリ指導を受けた患者さんも最初は緊張していた様子だったけど、Sさんの励ましやアドバイス、そして体を張ったリハビリに少しずつ、よい反応を見せてくれるような様子だった。

家族もなんだかうれしそうな様子だった。

私自身は専門職ではないので、リハビリを施したりすることはできないけど、障害の程度などの簡単なチェックの仕方など、教えてもらえた。

Sさんのような人がもっと、バンガに来てくれればいいのになぁなんて…


リハビリを終えた後、みんなで写真撮影


リハビリを実施するSさん



家族も患者さんにリハビリを行ってみる。




Tuesday, June 14, 2016

日本への一時帰国

5月22日から6月9日まで、日本に一時帰国をしていた。

帰国前は、大統領選挙に伴うJICAボランティアの首都退避、それに伴う、隊員総会の実施などがあり、目まぐるしい日々だった。

一時帰国をするにあたり、マニラの移民局へ行ったりと何気にフィリピンの国外に出る手続きが面倒なのも、最近のフィリピン隊員の辛いところである。

今回の一時帰国は、家族のこと、自身の検診などに加え、友人との再会など、それなりに予定があった。

フィリピンの田舎の生活に慣れようともがいた当初は、この一時帰国をはげみになんとか、活動をしてきた。

そして、ついに日本の地へ。


歯科検診、病院検診など、体のメンテナンス。

そして、フィリピンから一時帰国をしている身もあいまって、自分が日本への旅行者のような錯覚に陥ったのは言うまでもない。

昔は当たり前のように生活して、働いていた東京も、観光客の目で見ると、また一味違って面白い。

東京だけじゃなく、新潟や山形にも出かけた。

久しぶりの温泉、生野菜サラダ、そば、ワインなどなど。

おいしいものもたくさん食べた。

普段は日本酒など飲まないけど、日本酒の利き酒をしてみたり…


前の職場の同僚や、仲良しの友達も、私の一時帰国に合わせて、合間を縫って会ってくれた。

日本で会社員をしていれば、当然知ることもないフィリピンの田舎生活に興味をもってくれたり、
驚いたり…

両親にも、実家に帰った時に、自分の活動の写真を見せたりする機会があった。



成田空港でのお出迎え

懐かしの都電

米沢の駅弁

母校の敷地