Sunday, April 30, 2017

自分の誕生日は自分でもてなすフィリピン♪

4月は私の誕生日。

フィリピンでは誕生日の人がもてなすという文化。

それを聞いていた私は、あまり派手にしたくないなぁと思って、こっそりやってみた。

派手にしたくない理由は、いろいろあるけれど、まあここでは省略 (笑)


いつもお世話になっている先生とその家族を中心に本当に仲良くさせてもらっているフィリピン人に限定してみた。

でも、結局、配属先や近所の人にも日頃の感謝をしたいなと思っていたので、少し多めに作って振舞うことにした。


そして、なんと、先輩隊員の元カウンターパート(先輩隊員はすでに帰国している)も手伝ってくれることになった。

先輩隊員の元カウンターパートのJさんは、特別支援学校の先生で、バンガ在住。

配属先のことや生活のことでいろいろ心配してくれる優しくも頼もしい先生。

普段はなかなか会えないけど、この日は一緒にクッキングセッション♪

先生とも友達だし、世間(アクラン)は狭い。(笑)


作ったのは、以下のとおり↓

  • かぼちゃのコロッケ
  • 豚汁
  • トマトのサラダ
  • そば





左からトマトのサラダ、そば、豚汁、かぼちゃのコロッケ
手前右はローストチキン(家族が買ってきてくれた)


かぼちゃのコロッケをタッパーに詰めてみた(^^♪



Jさんは特別支援学校で料理や工作なども教えているから、上手♪
コロッケはほとんど彼女の手作業によるもの。

フィリピンはおかずをライスと一緒に食べる。そのため、初めてみたそばはどう食べていいのか戸惑ってしまったよう...

そば以外は好評だった。


ちなみに大量に作ったコロッケはタッパーにも詰めて、次の日職場に持っていった。

Thursday, April 6, 2017

おじちゃんたちの誕生日パーティ♪~バンガ編

任期も残すところ2か月余り…となった4月初め…

今年に入り腰痛の治療に専念し、自宅で作業することも多かった。

3月からフィリピンは本格的に夏となり、バケーションモード。

海外にいるフィリピン人もこの時期、帰国したりする。

私のアパートのオーナーさんもその一人。

1月半ばに帰国し、6月までここに滞在するそう。

オーナーさんに誘われて、マラリソン島へ旅行へ行った後から、オーナーさんの従妹である、バーのおばちゃんによく声をかけられるようになった。

電話番号も交換したのでたまにテキストが来たりする。

※アクラノ語なので、理解するのに時間がかかる…


そんなある日、「今日の夜、タラバに行くよ。カルボの誕生日だから」とメッセージが。

もちろん現地語で来たので、時間をかけて翻訳…(笑)

私はこの時点で勘違いしていて、「タラバに行くよ」が、「タラバを作るよ」と思い込んでいた。


だから、待ち合わせの時間に彼女の家の前に行ったけど、料理の準備など何もしていないので変だなと…

確認したら、タラバというレストランに行くよ!ということだった。

よくある勘違い…

特にフィリピン人とのコミュニケーションは、欧米人とのコミュニケーションより勘違いや思い込みが先行していると私は感じている。


バンガにも一応レストランはあった。でも、ミネラルウォーターはおいていないという地元の客用のレストラン。

バンブーで作ったハウスには、すでに大勢のおじさん達(カルボさんの親戚や友達)でいっぱいだった。

そこに突如参戦した、日本人女子1名。

地元同士の集まりであればあるほど、彼らは地元の言葉を使うから、もちろんアクラノ語。

タガログ語も少し考えないと出てこないし、英語なんて出て来やしない。


思えばこういう地元民が集まる飲み会は、私は今までほとんど参加したことがなかった。

とりあえず笑顔つくろって、差し出されたオイスターや、ポークをつまみにビールを飲む。

いろいろ話しかけられたが、現地語だらけなので、ちんぷんかんぷん。


途中からオーナーさんの弟の奥さんやら、何人か来てくれたので紅一点にはならずにすんだけど。。。

日本だと、外で女性がお酒を飲んでも特に何も言われないし、特に都会では女性一人がバーで飲んでいても、普通だけど、ここフィリピンの田舎ではやはり、考えられない。

それだけ、自分が田舎に派遣されているんだということを再認識した。



ちなみに今日の主役のおじちゃんは69歳の海坊主。(笑)

グループ内では一番の年長だが、お酒も踊りもおしゃべりも楽しむ元気なおじちゃん。

かわいいの日本語だけを覚えて、なんども会うたびに「あなた、かわいい」

を連発していた。

Sunday, April 2, 2017

世界の笑顔プログラムを活用して~



JICAに頼ってばかりはいけないと思いつつ、任地の暮らしぶりは日本と大きな差がある。

障害児や障害者の人たちは、日本では当たり前である車いす、松葉づえなどの補助具がなくて、日常生活に困っていたり、

障害児向けのセラピールームでは、遊具やセラピーに使う用具の劣化や不足で、セラピーに来た障害児が来ても遊んでいるだけの時もあったりと…

仲良くなった町運営の小児リハビリセンターのフィリピン人理学療法士(女性)の話を聞いて、

このセンターのために何かできることはないかと考えた結果、

「世界の笑顔プログラム」を利用してみよう!

だった。


ちなみに世界の笑顔プログラム(英語名;Smile for all in the world)で、JICAホームページによると

“発途上国で必要とされている、スポーツ、文化、教育、福祉などの関連物品のご提供者を、日本国内で募集し、JICAが派遣中のボランティアを通じ、世界各地へ届けるプログラム”

とのこと。 

参考⇒https://www.jica.go.jp/partner/smile/


フィリピンで活動してみて思ったことは、欧米系のNGOやキリスト教系の団体がこういった補助具を寄付することもある。

だから、あえてJICAが入って寄付するだけだと、ばらまきになりそうだし、躊躇していたんだけど、やはりリハビリセンターでの物不足は深刻...



なので、日本から寄付してくれる人をJICAを通じて募集し、とっても素敵な玩具や用具がはるばる日本からやってきました。

依頼してから半年かけて、ようやく任地に届いた。


届いたよ~と知らせると、リハビリセンターに通う障害児のお母さんたちやスタッフ向けに贈呈式をやってくれるということになった。

写真はその時のもの。




贈呈式に集まってくれた保護者のお母さんたちとスタッフ



日本からやってきた知育玩具(タンデムとウッドクロック)



積み木のおもちゃ


初めて見る木琴にスタッフとお母さんも大興奮



木琴を送ってくれた中学校の皆さんからのお手紙


バランガイ訪問よりも、なんだか仰々しい感じだけど、やっぱりこういうものもボランティア活動の中にあってもいいなと思ったひと時だった。