バンガの隣町のアクラン州の州都カリボには、特別支援学校に配属されているJICAボランティアの先輩がいる。彼は現職参加で日本では特別支援学校の教師だった。
近いのになかなか訪れることができなかったが、先輩の任期が3月までだったので、それまでには行ければと思っていた。
先輩はいつでもいいよ~との返事。
あとは配属先との調整である。自分一人が訪問しても意味がない。カウンターパートを同行させることが私の目的。
カウンターパートを含め、配属先の人達にはJICAボランティアの活動を見てもらいたいし、そこから何かを感じ取ってほしいと意味もこめて。
そしてついに1月中旬にカウンターパートと一緒に訪問した。
先輩の配属先はカリボの特別支援学校で通称KISECというところ。先輩は日本でいう高校生くらいの年齢の障害を持った生徒たちに、古紙を作った紙つくりを教えていた。
先輩のカウンターパートはクッキーなどの料理を担当していた。
私より1年も長く、任地にいる先輩。勉強熱心で、現地語のアクラノ語、英語を流暢に操り、生徒たちに話しかけたり、指導している。
すごい!!
やはり現地語を含めた新しい言語の一番早い上達はこういった子供達との会話なんだろうなと
改めて思った。
私はオフィスではあまりしゃべらないし、市場で買い物をするときに使う程度。。。
もっと練習しなければと先輩の活動の様子をみて思った。
熱心に始動する先輩
先輩が大工さんに作ってもらった紙すき
生徒や先生と一緒に。
先輩のクラス見学のあとは、他のクラスもみさせてもらった。
聴覚障害児のクラス、視覚障害者のクラス、知的障害者のクラスなど…
知的障害を持っている生徒のクラス
点字
視覚障害を持った制度が点字で書く
通常のクラスにも障害を持った生徒がまじっている。
州都カリボの特別支援学校だけにいろいろなクラスがあり、規模の大きさを物語っていた。
私も手話ができれば!もっとコミュニケーションが取れるのに!となんども思ったことか。
それだけ、生徒たちはフレンドリーで、可愛かった。
特別支援学校はバンガにもあるが、規模も小さいに2クラスしかない。
ちなみに先輩は古紙から紙を作り、レターセットやギフトボックスを作っていた。
もちろん生徒たちにもちゃんと教えながら。
障害を持った子供達に教えるのはとっても大変だけど、それぞれその子の得意不得意、性格などに合わせて、教えたり、コミュニケーションをとっている姿は、私も大いに勉強になった。