Tuesday, October 13, 2015

私の要請内容

青年海外協力隊には多くの職種と要請内容がある。

派遣されている国も、アジア、太平洋州、中東、アフリカ、南米と多岐にわたる。

私はその中でコミュニティ開発という職種で、町役場の社会開発福祉事務所に配属されている。

日本では行政機関や社会福祉関係の仕事に携わったことがないため、なぜ!?と思われる方も多いかと思う。

実はコミュニティ開発は、看護師や教育などと比較して、専門の資格や経験がなくてもトライできる門戸の広い職種なのである。

もちろん、同じ職種のコミュニティ開発隊員には、新卒の隊員や社会人経験を経て参加する隊員が大半だが、その中には今までの職歴や経験、特技などを生かして、派遣されている隊員も多数いる。

ちなみに私の職歴は、IT関係の会社と保険のコールセンターのみ。苦手なコンピュータは、IT会社勤務時代に人並みのスキルを身に付け、コールセンターでは電話対応能力をはじめとするこれまた人並み程度ののコミュニケーション能力を身に付けた。
 ※大学は文系で法律や政治、異文化論を専攻してきた。

このバックグラウンドが、どうJICAの面接官に写ったのかわからないが、社会福祉系のコミュニティ開発隊員としての合格をもらい、今ここに派遣されているのである。


前置きはさておき、私の要請内容を見てみよう。

  1. 地域における障がい者の生活状況に関するデータ収集やファイリング支援を行う
  2. 生活向上プログラムや就業支援のプログラムの企画・調整支援を行う
  3. 障がい者支援に関するセミナー等の企画・調整支援を行う
  4. バリアフリー環境作りの実行支援を行う
  5. 福祉に関係する「法律や条例」を遵守していくためのモニタリング支援を行う

これらをいきなり読んでも何のこっちゃという感じだろう。
私もそうだった。

派遣前訓練の事前提出課題でこれらを英訳する課題があったのだが、本当にどう訳していいのか相当頭を悩ませた。

そして、派遣前訓練中、そして任地に来た当初も、これらは一体どういうことを意味するのだろうと
考えていた。

だが、任地にてもうすぐ2か月になろうとしている。

その間に先輩隊員の任地への視察、町民へのインタビュー、 ファイリングの手伝い、住民との対話、研修への参加、そしてここのでの生活を通して、なんとなく、それぞれが何を意味するのか
わかってきたような気がする。

自分の使命を理解し、そのためにできる限りのことを行っていく中で、ふと、自分の要請内容を見直したときに、内容そのものが自分の胸にすとんと落ちるような感覚が生まれたことに、逆に驚いた。



photo1  市場の入り口


photo2 Bangaのシンボル Clossing

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