Bangaに赴任してから、PWD(Persons with Disability, 障がい者)の人たちの最終的なゴールとして、自分たちでお金を得るということができればいいなとなんとなく青写真を描いていた。
もちろん、私は新規のコミュニティ開発隊員。
2年の間にそこまでいくつかはわからない。ただ、どういったものか見ておく必要はあると思った。
それに、フィリピンの進んだ町ではすでにこういったプロジェクトが行われているようだったので
取り入れやすいのではないかと思った。
職場の同僚に聞いたら、行っているとのこと。でも日程はまだ決まっていないから、決まったら教えるねと言われていた。
それで、ずっと待っていたのが、ヨランダ被災者へのインタビュー実施などで遅れてしまい、このたび、予定日より一か月遅れて開催することになった。
当日は職場の同僚がファシリテーターをし、州の貿易産業省のスタッフとデザイナーがイニシアティブを取り、トレーニングを進めていた。
以下2日間の内容を記す。
11月3日/1日目
パグサンハンというバランガイの女性向けにブリー(Buri)を使った製品のアドバンストレーニング。 パグサンハンはバンガの中心地からバイクで15分位のところ。道は農道で、人々は主に農業で生計を立てている。この地域はブリ―がよくとれるとのことである。
同じバランガイの女性だけの集まりということもあり、年長者のリーダー格の女性を中心にまとまっている印象を受けた。
11月4日/2日目
ポブラシオン、リナブアン スルなど複数のバランガイの女性と、PDAOリーダー(Bangaの障がい者組織のリーダー)、MDRRMO(災害危機管理事務所)のスタッフ、女性警察官などが参加し、バンブー(竹)を使った作品のトレーニングを実施。
1日目と違い、おしゃべりが多く、積極的に意見をのべたり、質問したりする参加者が多かった。
アクラン州はリゾート地ボラカイに近いということもあり、ツーリズムの要素を取り入れ、ボラカイを意識したデザインの提案などもされていた。
参加者は、真剣にデザイナーの話に耳を傾けていた。
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