Sunday, March 6, 2016

フィリピンの田舎の職場環境

東京のIT企業や保険会社で勤務をしていた私が、フィリピンのど田舎の町役場の社会開発福祉事務所に配属されて、早6カ月が過ぎた。



フィリピンと日本の違いを挙げたらきりがないが、ここでは私の職場について簡単に紹介しておく。

フィリピンはいわゆるトップダウン社会、階級社会ともいえる。

上司の発言が絶対なのである。


町役場の職員は、基本的にコネ採用?!である。 

私の職場もナンバー2の女性がいるが、彼女も妹も一緒の職場で勤務している。

そして、ナンバー2の女性の母親もかつては、同じ町役場の会計部門で働いていたという。

上司は、町でも有名な家柄の出身。甥も同じ職場でエンジニアとして勤務。

上司の兄弟らは、町の政治家、警察官、学校の先生など、要職を務めている。

ちなみに職場にいるコンピュータ技術の男性は、他部署の女性の親戚とのこと。

勤務している人も町の中では裕福な方に属する人が多い。

若い女性職員もいるが、彼女もコネ採用。祖母がバランガイのキャプテンだったりする。

血縁関係がらみが多いのにはびっくりした。


上司の権力が絶対であるということはつまり、汚職とかあんまりよくないことも起きやすい。

上司の配偶者が職場に入りびたり、他の職員にちょっかいを出したり、いやがやらせをしたりしても、上司の権力が絶対なので、みんな我慢している。

家族みたいな関係だという同僚もいるが、私としては公正さに欠けると感じている。

同僚の子供の出入りも日常茶飯事。母親のお手伝いをしたり、子供同士で遊んだりする。

フィリピン人は他人の子供に寛容である。

職場のナンバー2の配偶者が1歳の末娘を連れて、オフィスに入り浸っている間、同僚らがその子の相手をするのも普通の光景である。

小学生以上になると、コンピュータの使い方を覚え、勝手に YouTubeをみたりしている子供も以前は多くいた。

親が時間があくとFacebookでチャットするのをみてれば、PCであそぶのもOKだと子供は当然思ってしまうだろうね。

日本人と違い、フィリピン人は突然歌いだす。うたいながら仕事をする同僚もめずらしくない。

気分がのると仕事もはかどるらしい。

そして写真が好き。職場でも写真を一緒にとって、Facebookにアップする。


こう書いてみると、日本とだいぶ違っていることの気づく。

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