いつも仲良くさせてもらっているフィリピン人の先生の家で、今度はお好み焼きを作ってみました。
もうとっくにレッスンは終わっていて、最近はもっぱら、おしゃべりしに遊びに行ったり、
日本食を作らせてもらったりしている。
配属先の同僚らよりも、仲良くさせてもらっている。
配属先の同僚らってやっぱり利害関係がある気がするけど、先生とその家族は、素の私と向き合ってくれる。
おまけに英語力もはるかにあるので、フィリピンでの生活の悩みとか、相談とかいろいろ聞いてもらえるありがたい存在。
ちなみにお好み焼きは私の得意な日本料理の一つ。
アメリカ留学時代、ホストファミリーの家でほぼ週に1回、作っていた(むしろ作らされていた)ので、焼き方のコツとか材料のコツとか、ある程度心得ているつもり。
ちなみに大阪人ではありません。(笑)
さらに、日本にいたときも、外国人が集まるホームパーティなんかでもお好み焼きを作っていた。
もちろん、アメリカや日本にいたときは、お好み焼きの素となるお好み焼きミックスで作っていたけど、ここフィリピンではない。
小麦粉から作る。
ということで材料をここで紹介したい。
現地で買えるもの
- 小麦粉
- 水
- 卵
- キャベツ
- 玉ねぎ
- ニンジン
- オクラ ※
- エビ
- 豚肉スライス
※日本なら山芋をすりおろして入れるが、ここフィリピンではないので、ネバネバ野菜のオクラを代用
日本から持ってきたもの
- お好み焼きソース ※なければ現地のオイスターソースでも代用可能。ちょっと味が濃いがイケる
- マヨネーズ ※これもフィリピン人向けならフィリピンのマヨネーズでも代用可能
- かつおだし(本だしの粉末) ※なければクノールのエビ、ポークなどのキューブなどを水に溶いたもので代用可能。
- かつおぶし
作り方
(A)
キャベツは千切りにする。
ニンジン、玉ねぎも千切り。※みじん切りにまではしなくてよい。
オクラも細かく輪切りにする。
エビは市場で買った場合は、頭を取って、殻をむき、尻尾も取る。
(B)
小麦粉に水を入れる。合わせて溶き卵を入れてダマがなくなるように混ぜる。
ほんだしと塩で味を付ける。※ほんだしがなければ、フィリピンにあるマジックサラップや、クノールのエビやポークのキューブを水に溶かして加える。
(B)に(A)を入れ、混ぜ合わせる。お好み焼きの素が焼くときに分離しないように、(A)の量を調節する。⇒(C)
フライパンを熱し、油をしいて(C)をパンケーキサイズに流し込み、形を整えて中火で焼く。
この時、表面に豚肉のスライスをのせる。お好みでチーズをのせてもいい。
フタがあればふたをして10分程度、裏返して10分程度焼く。
※中のダマが半生だとおいしくないので、じっくり中まで焼いた方が日持ちもするし、おいしい。
お皿にのせて、マヨネーズ、おたふくソースをトッピング。あればかつおぶしや青のりもふりかける。
初めて食べる日本の野菜入りパンケーキにフィリピン人も喜んで食べてくれる。
ちなみに余談だが、
フィリピン人と一緒に料理をすると、彼らの油の量の使い方が半端ない。
日本では、油で揚げるのと、フライパンで焼くのは区別されるが、フィリピンはあまり変わらない。
彼らにとって「焼く」とは、大量のパーム油の中でじっくり焼くのが当たり前。だからお好み焼きを焼くときに少量の油(それもサラダ油)で焼く光景はとっても珍しいようだった。
ちなみに田舎の普通のフィリピン人は揚げ物は基本的にパーム油。
市場でも小分けして売られているのはパーム油だけ。
ただ、パーム油は日本人にはあまりなじみがないため、大量に摂取するとおなかが痛くなったり、張ったりする人もいる。
私もその一人。
だから先生の家で作るときは、必ずサラダ油を持参するか、あるかないかを確認している。
ない場合は町の小さなスーパーで買うか、州都カリボまで出て買ってから、先生の家に行く。
来客に食べてもらう
下ごしらえ完了。
先生も一緒に焼く
出来上がったお好み焼き