6月28日に任地を出ることがJICAフィリピン事務所からの連絡で決まった。
なんだかんだ、最後はドタバタしていた。
そしていつの間にか、活動は終焉を迎えていた。
ボランティアの活動は自分ではじめ、自分で終わらすものなのだなと感じた。
日本の会社で働いていた時みたいに、有給消化して、徐々に仕事の引継をしていくのとはちょっと違う。
最後は一人一人に手紙でも渡そうか?とかいろいろ考えていたけど、引っ越しもあり、マニラに上がってからのこともあり、結局それはできなかった。
最後は障害者のデータと写真、分析した資料などをCPにCD-ROMに焼いて渡した。
自分がいなくなってから、どうなるだろうとかいろいろ考えて、いろいろ伝えたいことも出てきたが、最小限にとどめることにした。
資料を残すことも大事だが、彼らには日本人ボランティアが2年ここにいたことで、意識が変わったりすることも大事だと思う。
任地の人たちの意識を変えることはできなくても、彼らの遠い記憶の中に、あんな日本人がここにいたなと思いだしてもらうだけでも、十分自分はヒーロー?(一応女なのでヒロインか?)になれたのではと思う。
学校に通っていた生徒の時だって、先生から習った授業の内容よりも、その先生の心意気とか、考え方をむしろ鮮明に覚えていたりする。
仕事をしていた時もそう。尊敬できる先輩、上司も仕事内容よりも仕事に関する考え方ややり方に感銘を受けた人の方が覚えている。
そういうスタンスでいいのかなと思う。。。
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